酵母の健康効果

酵母は自然の生んだ奇跡の食品として知られているが、その名に値するだけのことをやってくれる。
酵母は優れたタンパク源であり、天然のビタミンＢコンプレックスの最高の供給源である。
有機鉄を最も豊富に含んでいる食品の一つで、ミネラル、微量ミネラル、そしてアミノ酸の金抗である。
コレステロールを下げ（レシチンと組み合わせて摂った場合）痛風を改善し、神経炎のうずき、痛みを和らげることが知られている。

酵母の種類

・ビール酵母（ホップからつくられるビールの副産物）～よく栄養イーストと呼ばれる。
・トルラ・イースト～紙の製造に使われたパルプで作られる。また廃糖蜜からもつくられる。
・乳清～ミルクとチーズの副産物（最も味がよく、効力が大きい非イースト産物）
・液体イースト～スイス製とドイツ製がある。ハーブ、オレンジあるいはグレープフルーツでイーストを繁殖させたもの。

　～アドバイス～
パンを作るときに使うドライ・イーストは飲用などは避けること。
これは生きているため、イースト細胞が腸の中のＢビタミンを枯渇させ、体からすべてのビタミンを奪ってしまう。
ビール酵母だけでなく食用にするイーストはすべて栄養イーストだが、これは酵母の細胞を熱で殺してある。
だから体からビタミンを奪う心配はなく、逆にビタミンを供給してくれる。

酵母はリンを含んでいるので、酵母を摂るときには余分にカルシウムを摂るようにした方がよい。リンはカルシウムと協働するミネラルだから量的な均衡がとれていなくてはならない。リンに釣り合うだけのカルシウムがない場合には、骨からカルシウムを奪うことになり、カルシウムの欠乏を招く。
酵母の効果をより高めるにはビタミンＢコンプレックスを一緒に摂る事。一緒になるとエネルギーを生み出す発電所のような働きをする。

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