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疲労を減らせば病気は良くなる [中身が肝心]

他の目的で買った本を読んでいたら思いがけないことに病気予防・回復に役立つことが書かれていました。

ここで『なぜ疲れるのか』という本の中で著者のダニエル・W・ジョスリンが述べた言葉を紹介します。

“休息とはまったく何もしていないことではない。休息とは回復である。”

勤勉と言われる日本人ですが、そのためか過労死に至る人もいたりします。

 休憩すること=さぼること=悪いこと

などという考え方の人、結構いたりしませんか?


『道は開ける』の中に休憩を取らないで働き続けた場合と休憩をとりながら働いた場合、どちらの方がより働くことができるのかという例が書かれています。

フレデリック・テーラーは科学的管理の専門家としてベスレヘム・スティール・カンパニーで研究を行ったときに肉体労働者は休憩時間を増やすことができたら、もっと多くの仕事が出来るということを実証して見せたそうです。

銃鉄を貨車に積み込む作業で労働者がひとりにつき12トン半を割り当てられた場合、正午には疲れ切ってしまうことを知り、あらゆる疲労の要素を科学的に研究した結果、労働者には1日12トン半ではなく、47トンの銃鉄積み込み作業を化すべきだと断言したそうです。

(・・・量がかなり増えていますね。)

彼は一人の男性を選んで、ストップウォッチを手に
「それ、銃鉄を持ち上げて歩け・・・それ、腰を下ろして休め・・・それ、歩け・・・それ、休め」
という男性の命令どおりに働くようにさせたということですが、その結果この男性は3年間毎日47トンの銃鉄を運んだそうです。


肉体労働に限らず、日本でもこのような研究を活かして働ける職場が増えれば仕事の効率は上がるし、ストレスも減っていくのではないかと思いますが、実情を考えるとそうはいかないですね。

けれども、もう一度書かせてもらいますが

 休憩すること=回復すること

という認識を持つ人がひとり増えるだけでも変わってくるのではないかと思います。

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